日々の日記と徒然語りと更新履歴
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「それでもまだ着うた「ハチクロ」なんだ」
「スピッツに罪はないから!!」
昨夜、我が家で交わされた会話です。
見てきました、「ハチミツとクローバー」
もう、何というか、酷い映画でした。
原作への愛を土足で踏みにじられた気がしました。
どこがどう酷いのかを具体的にあげろと言われたら、全てなので朝までかかっても語り尽くせません。
猛毒吐き散らかします。
とにかく猛毒です。読む人を不快にさせてしまうほどの猛毒です。すみません。
どうしても吠えたいシーンがあるのでネタバレもします。
申し訳ないですがダメな方は見ないでくださいね。
まず、設定が根本から違いました。
竹本くんたちが暮らすボロアパートは寮になっていて、意味もなくその他大勢の学生が出てくるし、花本先生の家は古い一戸建てで、学生が集まって飲み会とかしていて、森田さんや真山くんや竹本くん、あゆやはぐちゃんや花本先生の繋がりが希薄になってしまって、それだけで人間関係の焦点がぼやけてしまった気がします。
そして、登場人物の性格が原作とは違ってました。
森田さんは悪い意味で別人のようでした。
竹本くんははぐちゃんへのアプローチが露骨で、原作の周囲にはバレバレなのに自分ではなかなか恋心に気付かないじれったい姿はありませんでした。
真山くんに至っては、プチどころか完全にストーカー。
しかもリカさんの過去に触れられていないので、本当に一方的なストーカーと化していました。
あのメンバーの中では仕事とか卒業とかは一番世渡り上手なはずなのに、そう言う部分も書かれていなくてあれじゃ完全にダメ人間です。
リカさんと真山くんの関係は根っこの所まできっちりやってくれないと誤解されちゃうんですよ。リカさんだって過去を出してくれないせいでただの根暗女にしか見えなかったし・・・。
花本先生もはぐちゃん溺愛ぶりが出ていなくて、終始軽く突き放しているように見えました。
はぐちゃんもただの大人しい女の子で、あゆと女の子同士明るく騒いでいるシーンはありませんでした。
それに、これは実写では無理だとわかっていたけど、あゆの「鉄人」な部分とか、あゆとはぐちゃんが作り出す料理の数々とか、ミドリちゃんとか、ああいう素敵な「笑い」の部分は出てこないし。
無理矢理森田さんが個展を出す画廊のオーナーとして藤原兄弟が無理矢理出ていたくらいです。
それなのに、所々で原作の名シーンやモノローグを脈絡なく使われるのでそれが私的には逆に怒りを誘いました。
原作ではそのシーンになるまでに、そのモノローグが出るまで、それぞれの切ない思いや、行動や、シーンや、とにかく、そこにたどり着くまでの道のりがキモなんですよ。それを全部読んでるから、そのシーンやモノローグに感動したり、涙したりするんですよ。
場面だけ、モノローグだけ、セリフだけ切り取ってとって付けられてもなにも感じません。怒りぐらいしか感じません。
特に、真山くんが一度離れたリカさんの事務所へ戻るシーン、セリフは原作通りなのですが、映画ではあゆが真山くんを連れて行って、2人のやりとりを後ろから見てるんですよ。
あの「また傷つけるわよ」「いいです、傷つけても。傷つきませんから」の、やりとりは深いんですよ。なのに何のエピソードの積み上げもなく簡単に言わないで欲しかったです。
まだまだあげれば尽きることなく文句が出てくる。
良いところは一つも見つからない。
こんな映画に出会ったのは生まれて初めてでした。
ここまでにするなら別に「ハチクロ」である必要はなかったと思います。
「あ、ここは原作のあのシーンをイメージしてるつもりなんだろうな」と思うシーンもいくつかありましたけど、そんなことしないで欲しかったとしか思いませんでした。
映画館を出て、最初に口にした言葉は、朝早くから混雑する遠くの映画館(近場ではいい時間帯にやってなかった)まで付き合ってくれた友人に対する謝罪の言葉でした。
気になってた私が「なぜにお金を払ってこんな悲しい憤りを感じないといけないんだ?」と思ったくらいなので、本当に申し訳なくて・・・。
なにせ、原作を知らない人が見ても曖昧でイメージ先行の駄作だと思うんですよ。
実際、友達も「普通、誰かに感情移入して見るものなのに、個性がなくて誰が主人公なのかさっぱりわからなくてどこに感情移入したらいいのかわからなかった。眠くなった」と言ってました。
そうなんですよ。原作の登場人物のマンガならではの個性が実写にすることでそぎ落とされていてぺらぺらのうっすーーーーいキャラに成り下がってたんですよ。
一番悲しかったのは「この映画を見て原作を読もうって気にはならないね」と、言われてしまったことです。
原作は100%違うんだよぉ・・・(号泣)
でも、その友達に「相当ダメージ受けてるね」と言われるほど映画館を出てから凹んでいて、逆に気を遣ってもらってしまってまた申し訳なかったです。
帰宅しても凹みは続いていたようで、映画も原作も知らない旦那にまで慰められました・・・。
全て愚痴で申し訳ないです。
でも、映画関係のブログを見ていたら誉めているものもありましたので受け止め方は人それぞれかもしれません。
だけど、原作を心から愛している人にはオススメ出来ないかなと私は言っておきます。
実は一夜明けた今も精神的ダメージが続いていて、書店で映画関係の書籍を見て条件反射で目を背けていました。
「スピッツに罪はないから!!」
昨夜、我が家で交わされた会話です。
見てきました、「ハチミツとクローバー」
もう、何というか、酷い映画でした。
原作への愛を土足で踏みにじられた気がしました。
どこがどう酷いのかを具体的にあげろと言われたら、全てなので朝までかかっても語り尽くせません。
猛毒吐き散らかします。
とにかく猛毒です。読む人を不快にさせてしまうほどの猛毒です。すみません。
どうしても吠えたいシーンがあるのでネタバレもします。
申し訳ないですがダメな方は見ないでくださいね。
まず、設定が根本から違いました。
竹本くんたちが暮らすボロアパートは寮になっていて、意味もなくその他大勢の学生が出てくるし、花本先生の家は古い一戸建てで、学生が集まって飲み会とかしていて、森田さんや真山くんや竹本くん、あゆやはぐちゃんや花本先生の繋がりが希薄になってしまって、それだけで人間関係の焦点がぼやけてしまった気がします。
そして、登場人物の性格が原作とは違ってました。
森田さんは悪い意味で別人のようでした。
竹本くんははぐちゃんへのアプローチが露骨で、原作の周囲にはバレバレなのに自分ではなかなか恋心に気付かないじれったい姿はありませんでした。
真山くんに至っては、プチどころか完全にストーカー。
しかもリカさんの過去に触れられていないので、本当に一方的なストーカーと化していました。
あのメンバーの中では仕事とか卒業とかは一番世渡り上手なはずなのに、そう言う部分も書かれていなくてあれじゃ完全にダメ人間です。
リカさんと真山くんの関係は根っこの所まできっちりやってくれないと誤解されちゃうんですよ。リカさんだって過去を出してくれないせいでただの根暗女にしか見えなかったし・・・。
花本先生もはぐちゃん溺愛ぶりが出ていなくて、終始軽く突き放しているように見えました。
はぐちゃんもただの大人しい女の子で、あゆと女の子同士明るく騒いでいるシーンはありませんでした。
それに、これは実写では無理だとわかっていたけど、あゆの「鉄人」な部分とか、あゆとはぐちゃんが作り出す料理の数々とか、ミドリちゃんとか、ああいう素敵な「笑い」の部分は出てこないし。
無理矢理森田さんが個展を出す画廊のオーナーとして藤原兄弟が無理矢理出ていたくらいです。
それなのに、所々で原作の名シーンやモノローグを脈絡なく使われるのでそれが私的には逆に怒りを誘いました。
原作ではそのシーンになるまでに、そのモノローグが出るまで、それぞれの切ない思いや、行動や、シーンや、とにかく、そこにたどり着くまでの道のりがキモなんですよ。それを全部読んでるから、そのシーンやモノローグに感動したり、涙したりするんですよ。
場面だけ、モノローグだけ、セリフだけ切り取ってとって付けられてもなにも感じません。怒りぐらいしか感じません。
特に、真山くんが一度離れたリカさんの事務所へ戻るシーン、セリフは原作通りなのですが、映画ではあゆが真山くんを連れて行って、2人のやりとりを後ろから見てるんですよ。
あの「また傷つけるわよ」「いいです、傷つけても。傷つきませんから」の、やりとりは深いんですよ。なのに何のエピソードの積み上げもなく簡単に言わないで欲しかったです。
まだまだあげれば尽きることなく文句が出てくる。
良いところは一つも見つからない。
こんな映画に出会ったのは生まれて初めてでした。
ここまでにするなら別に「ハチクロ」である必要はなかったと思います。
「あ、ここは原作のあのシーンをイメージしてるつもりなんだろうな」と思うシーンもいくつかありましたけど、そんなことしないで欲しかったとしか思いませんでした。
映画館を出て、最初に口にした言葉は、朝早くから混雑する遠くの映画館(近場ではいい時間帯にやってなかった)まで付き合ってくれた友人に対する謝罪の言葉でした。
気になってた私が「なぜにお金を払ってこんな悲しい憤りを感じないといけないんだ?」と思ったくらいなので、本当に申し訳なくて・・・。
なにせ、原作を知らない人が見ても曖昧でイメージ先行の駄作だと思うんですよ。
実際、友達も「普通、誰かに感情移入して見るものなのに、個性がなくて誰が主人公なのかさっぱりわからなくてどこに感情移入したらいいのかわからなかった。眠くなった」と言ってました。
そうなんですよ。原作の登場人物のマンガならではの個性が実写にすることでそぎ落とされていてぺらぺらのうっすーーーーいキャラに成り下がってたんですよ。
一番悲しかったのは「この映画を見て原作を読もうって気にはならないね」と、言われてしまったことです。
原作は100%違うんだよぉ・・・(号泣)
でも、その友達に「相当ダメージ受けてるね」と言われるほど映画館を出てから凹んでいて、逆に気を遣ってもらってしまってまた申し訳なかったです。
帰宅しても凹みは続いていたようで、映画も原作も知らない旦那にまで慰められました・・・。
全て愚痴で申し訳ないです。
でも、映画関係のブログを見ていたら誉めているものもありましたので受け止め方は人それぞれかもしれません。
だけど、原作を心から愛している人にはオススメ出来ないかなと私は言っておきます。
実は一夜明けた今も精神的ダメージが続いていて、書店で映画関係の書籍を見て条件反射で目を背けていました。
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